ゼロからの高校物理 / 物理基礎 / 力と運動の法則

力のつり合いと作用・反作用

要点

力の見つけ方① 重力 ② 触れている物から受ける力(物体が受ける力だけを描く)
力のつり合い1つの物体にはたらく力の合力が 0止まっている物体にはたらく力は、つり合っている。
つり合いの式Fx の合計 = 0、Fy の合計 = 0
作用・反作用A が B に力を加えると、B も A に同じ大きさで逆向きの力を加える
見分け方つり合いは1つの物体にはたらく力どうし、作用・反作用は2つの物体の間の力

1力のつり合い

1つの物体にはたらく力の合力が 0 のとき、力はつり合っているといいます。

止まっている物体では、はたらく力の合力は 0 です。2つの場面で確かめます。机の上に、質量 1.0 kg の本が置いてあります。本には、地球が本を引く力(重力)が下向きにはたらきます。大きさは、質量 m と重力加速度の大きさ g(9.8 m/s²)を掛けた mg で、mg = 1.0 × 9.8 = 9.8 N です。机が本を押す力(垂直抗力)は、上向きに 9.8 N です。天井から、質量 1.0 kg のおもりを糸でつるします。おもりには、地球がおもりを引く力(重力)が下向きに 9.8 N はたらきます。糸がおもりを引く力(張力)は、上向きに 9.8 N です。どちらも、上向きと下向きの力が同じ大きさで、合力は 0 です。

このように、1つの物体にはたらく力の合力が 0 のとき、物体にはたらく力はつり合っているといいます。この状態を力のつり合いといいます。止まっている物体にはたらく力は、つり合っています。このページでは、止まっている物体だけを考えます。

物体にはたらく力が3つ以上あるときも、つり合いは「全部の力を合わせて 0」という意味です。どれか2つを選んで合わせても、0 になるとは限りません。

机が本を押す力(垂直抗力)9.8 N 地球が本を引く力(重力)9.8 N 本 1.0 kg 糸がおもりを引く力(張力)9.8 N 地球がおもりを引く力(重力)9.8 N おもり 1.0 kg

矢印の長さは力の大きさを表します。

確認

あらい床の上の箱を、あなたが横から押しています。箱は動きません。箱にはたらく力は、つり合っていますか。

答え

つり合っています。箱は止まっているので、重力・垂直抗力・摩擦力・手が箱を押す力の4つを全部合わせた合力が 0 です。

2物体にはたらく力の見つけ方

物体にはたらく力は、① 重力、② 物体が触れている物から受ける力、の順に探すと、もれなく見つかります。

つり合いを使って力の大きさを求めるには、物体にはたらく力を、1つも落とさずに見つける必要があります。1つでも落とすと、合力を正しく求められません。そこで、次の手順で探します。

まず、重力を描きます。重力は、地球が物体を引く力です。向きは鉛直下向き(真下)で、矢印は物体の中心から描きます。

次に、物体が触れている物を、全部挙げます。触れている物それぞれから、物体が受ける力を描きます。

触れていない物から受ける力には、重力のほかに磁石の力などもありますが、このページの力の図には描きません。

描くのは、その物体が受ける力だけです。その物体がほかの物に加える力は、描きません。たとえば、床の上の箱の力を描くとき、矢印の根元はどれも箱にあります。

あらい水平な床の上の箱を、右斜め上に張った糸の先をあなたの手が握って引いているが、箱は止まっている場面。手順に合わせて、地球が箱を引く力(重力)、床が箱を押す力(垂直抗力)、床が箱に加える摩擦力、糸が箱を引く力(張力)の矢印と、箱が触れている所の印を描く あらい床 あなたの手 地球が箱を引く力(重力) 触れている所 床が箱を押す力(垂直抗力) 床が箱に加える摩擦力 糸が箱を引く力(張力)

矢印の長さは大きさを表しません。向きと、どの物から受ける力かだけを見てください。

描いた力:

やってみよう

手順の「② 触れている物から受ける力」のボタンを押してください。箱が触れている物はいくつありますか。それぞれから、箱はどんな力を受けていますか。

分かること

触れている物は、床と糸の2つです。床から垂直抗力と摩擦力を、糸から張力を受けています。手は箱に触れていないので、手から直接の力は受けません。

確認

床に置いた箱にはたらく力を描くとき、「箱が床を押す力」も描きますか。

答え

描きません。その力は床が受ける力で、箱が受ける力ではないからです。

例題

天井からばねでおもりをつるし、あなたが手でおもりを下から支えて止めています(ばねは伸びています)。おもりにはたらく力を、「〇〇が△△を押す力」のように、すべて挙げなさい。

  1. 手順①: 重力があります。地球がおもりを引く力です(下向き)。
  2. 手順②: おもりが触れている物は、ばねとあなたの手の2つです。
  3. ばねは伸びているので、縮もうとして、おもりを上へ引きます。ばねがおもりを引く力(弾性力)です。
  4. あなたの手は、おもりを下から上へ押しています。手がおもりを押す力です。

答え: 地球がおもりを引く力(重力、下向き)、ばねがおもりを引く力(弾性力、上向き)、手がおもりを押す力(上向き)の3つ

33つの力のつり合い

力が一直線上にないときは、力を x 成分と y 成分に分け、「x 成分の合計 = 0」「y 成分の合計 = 0」の2つの式を立てます。

右を x 軸の正の向き、上を y 軸の正の向きとします。力 F を、x 軸との間の 90° 以下の角 θ(シータ)で表すと、x 成分の大きさは F cos θ、y 成分の大きさは F sin θ です(cos はコサイン、sin はサインと読みます)。符号は向きで付けます(右・上が +、左・下が −)。このページで使う三角比は、sin 30° = 0.500、cos 30° ≒ 0.866、sin 45° = cos 45° ≒ 0.707、sin 60° ≒ 0.866、cos 60° = 0.500 です。

合力が 0 なら、合力の x 成分も y 成分も 0 です。だから、つり合っている物体では、次の2つが成り立ちます。

Fx の合計 = 0、Fy の合計 = 0
物体にはたらく力の x 成分を全部、符号をつけたまま足すと 0。y 成分も同じです。

質量 1.0 kg のおもりを、左右に同じ長さの2本の糸でつるします。2本の糸は、どちらも水平から 30° 上を向いています。おもりにはたらく力は、地球がおもりを引く力(重力)9.8 N と、左の糸がおもりを引く力、右の糸がおもりを引く力の3つです。

左の糸の張力の大きさを T1、右の糸の張力の大きさを T2 とします。3つの力の成分を表にします。

x 成分y 成分
左の糸がおもりを引く力−T1 cos 30°+T1 sin 30°
右の糸がおもりを引く力+T2 cos 30°+T2 sin 30°
地球がおもりを引く力0−9.8 N

x 成分の合計 = 0 から、−T1 cos 30° + T2 cos 30° = 0 です。だから T1 = T2 です。左右の張力は同じ大きさです。この大きさを T と書きます。

y 成分の合計 = 0 から、T sin 30° + T sin 30° − 9.8 = 0 です。sin 30° = 0.500 なので、T × 0.500 + T × 0.500 = 9.8 です。だから T = 9.8 N です。

天井から左右対称の2本の糸でつるしたおもり。糸がおもりに付いている点から、それぞれの糸に沿って張力 T の藍の矢印、おもりの中心から下向きに重力 mg の赤い矢印、右の糸と水平の破線の間の角 θ の印。矢印の長さは力の大きさに比例する m θ 左の糸がおもりを引く力 T 右の糸がおもりを引く力 T 地球がおもりを引く力 mg

藍の矢印が2本の糸の張力、赤の矢印が重力です。矢印の長さは力の大きさを表します。

1本の糸の張力の大きさ T N 2本の張力の y 成分の合計 N 重力の大きさ mg N

やってみよう

質量 m を 2.0 kg にし、糸の角の「90°」のボタンを押してください。次に「30°」のボタンを押してください。1本の糸の張力 T は、いくつからいくつになりましたか。

分かること

T は 9.8 N から 19.6 N になりました。2本の y 成分の合計は、どちらも 19.6 N(mg)のままです。

確認

2本の糸が鉛直(θ = 90°)のとき、1本の糸の張力は、おもりの重力の何倍ですか。

答え

半分(0.5 倍)です。2本の糸が、どちらも真上へ同じ大きさで引いて、合わせて mg を支えるからです。

例題

質量 1.0 kg のおもりを、左右対称の2本の糸でつるしたところ、おもりは止まりました。2本の糸は、どちらも水平から 45° 上を向いています。1本の糸の張力の大きさを求めなさい。重力加速度の大きさは 9.8 m/s² とします。

  1. 地球がおもりを引く力(重力)は、mg = 1.0 × 9.8 = 9.8 N です。
  2. 左右対称なので、x 成分の合計 = 0 から、2本の張力は同じ大きさ T です。
  3. y 成分の合計 = 0 から、T sin 45° + T sin 45° − 9.8 = 0 です。
  4. 2T × 0.707 = 9.8 なので、T = 9.8 ÷ 1.414 = 6.93… ≒ 6.9 N です(2 桁に丸めて)。

答え: 約 6.9 N

4作用・反作用の法則

物体 A が物体 B に力を加えると、B も A に、同じ大きさで逆向きの力を加えます。これを作用・反作用の法則といいます。

あなたと友だちが、それぞればねはかりを持ち、2つのばねはかりのフックを引っかけて引き合います。あなたのばねはかりを A、友だちのばねはかりを B とします。A が B を引くと、B も A を引き返します。

物体 A が物体 B に力を加えると、B も A に力を加えます。2つの力は、同じ大きさで、逆向きで、同じ直線の上にあります。これを作用・反作用の法則といいます。「さよう・はんさよう」と読みます。2つの力の一方を作用、もう一方を反作用といいます。どちらを作用と呼んでもかまいません。

「A が B を引く力」は B にはたらき、「B が A を引く力」は A にはたらきます。作用と反作用は、いつも別々の物体にはたらきます。

だから、力を言うときは、「A が B を引く力」のように、誰が・誰に加える力かを必ず言います。こう言うと、反作用は「B が A を引く力」と、言葉を入れかえるだけで分かります。このページでは、ここから先も、この言い方で力を書きます。

作用・反作用は、触れていない物体の間でも成り立ちます。地球がりんごを引く力(重力)の反作用は、りんごが地球を引く力です。2つは同じ大きさです。地球の質量はとても大きいので、りんごに引かれても、動く様子は見えません。

木から落ちているりんごと、その下の地面(地球)。りんごの中心から下向きに、地球がりんごを引く力(重力)の赤い矢印。りんごの真下の地面の中から上向きに、りんごが地球を引く力の藍の矢印。2本は同じ長さで、逆向き。りんごの少し上に、少し前のりんごを薄く描いている。 地球 地球がりんごを引く力(重力) 同じ大きさ・逆向き りんごが地球を引く力

赤の矢印はりんごにはたらく力、藍の矢印は地球にはたらく力で、地球の中に描いています。

ばねはかりの引き合いに戻ります。下の図で、あなたと友だちのばねはかりの読みを比べます。

上から見た図。左のばねはかり A の左の端をあなたの手、右のばねはかり B の右の端を友だちの手が握り、2つのフックを引っかけて引き合う。2つのフックは離して描き、点線でつないでいる。B のフックから左向きに A が B を引く力(実線)、A のフックから右向きに B が A を引く力(破線)の藍の矢印 ばねはかり A(あなた) ばねはかり B(友だち) 2つのフックを離して描いています あなたの手 友だちの手 A が B を引く力 B が A を引く力 引き合っていない

上から見た図です。2つのフックは離して描き、点線でつないでいます。実線の矢印はばねはかり B にはたらく力で、B のフックから描いています。破線の矢印はばねはかり A にはたらく力で、A のフックから描いています。

A が B を引く力 N B が A を引く力 N

やってみよう

あなたが引く強さを 4.0 N から 10.0 N に変えてください。2つのばねはかりの読み(A が B を引く力、B が A を引く力)は、それぞれいくつになりましたか。

分かること

どちらも 10.0 N になりました。友だちがどう引いても、A と B がフックで引き合っている間は、2つの読みはいつも同じです。

確認

磁石が鉄のクリップを引く力の反作用は、どんな力ですか。

答え

クリップが磁石を引く力です。「磁石がクリップを引く力」の「誰が」と「誰に」を入れかえた力だからです。

5つり合いと作用・反作用の見分け方

同じ大きさで逆向きの2つの力が、同じ物体にはたらいていればつり合いの組、2つの物体が互いに加え合っていれば作用・反作用の組です。

水平な床の上に、箱が止まっています。この場面には、次の3つの力が出てきます。

3つとも同じ大きさです。

「地球が箱を引く力」と「床が箱を押す力」は、どちらも箱にはたらく力です。箱は止まっているので、この2つの合力は 0 です。この2つは、つり合いの組です。

「床が箱を押す力」と「箱が床を押す力」は、「誰が」と「誰に」を入れかえた力です。1つは箱に、もう1つは床にはたらきます。この2つは、作用・反作用の組です。

つり合いの組も作用・反作用の組も、2つの力は同じ大きさで逆向きです。大きさと向きだけでは見分けられないので、どの物体にはたらく力かで見分けます。2つの力が同じ物体にはたらいているなら、つり合いの組です。2つの力が別々の物体にはたらき、「A が B に」と「B が A に」の関係なら、作用・反作用の組です。

天井から糸でつるして止まっているおもり。糸とおもりは離して描き、点線でつないでいる。糸の下の端から下向きに、おもりが糸を引く力(藍)。おもりの上の面から上向きに、糸がおもりを引く力(藍)。おもりの中心から下向きに、地球がおもりを引く力(赤)。糸の下の部分を囲む枠「糸にはたらく力」と、おもりを囲む枠「おもりにはたらく力」。選んだ組の2本を太い実線、その力がはたらく物体の枠を太くする 糸にはたらく力 おもりにはたらく力 糸とおもりを離して描いています おもりが糸を引く力 糸がおもりを引く力 地球がおもりを引く力

太い実線の2本が、選んだ組です。太い枠は、その組の力がはたらく物体です。糸とおもりを離して描き、点線でつないでいます。この図では、糸の下の端の近くの力だけを描いています。

選んだ組:

やってみよう

「作用・反作用の組」のボタンを押してください。太くなった2つの力は、それぞれどの物体にはたらいていますか。

分かること

糸がおもりを引く力はおもりに、おもりが糸を引く力は糸にはたらいています。はたらく物体が別々です。

確認

あなたが手で壁を押すとき、「手が壁を押す力」と「壁が手を押す力」は、つり合いの組ですか。

答え

いいえ、作用・反作用の組です。1つは壁に、もう1つは手にはたらき、はたらく物体が違うからです。

練習問題

重力加速度の大きさは 9.8 m/s² とします。糸はどれも軽い糸(重さを考えない糸)とします。右を x 軸の正の向き、上を y 軸の正の向きとします。三角比は、sin 30° = 0.500、cos 30° ≒ 0.866、sin 45° = cos 45° ≒ 0.707、sin 60° ≒ 0.866、cos 60° = 0.500 を使います。

パターン1 力の図示

問1なめらかな斜面の上に箱を置き、斜面に沿って上へ張った糸で止めています。箱にはたらく力を、「〇〇が△△を押す力」のように、すべて挙げなさい。また、それぞれの向きを答えなさい。

なめらかな斜面
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地球が箱を引く力(重力、鉛直下向き)、斜面が箱を押す力(垂直抗力、斜面に垂直で斜面から離れる向き)、糸が箱を引く力(張力、斜面に沿って上向き)の3つ

手順①で重力。手順②で、箱が触れている物は斜面と糸の2つ。斜面からは垂直抗力を受ける。なめらかな斜面なので、摩擦力はない。糸からは、糸に沿って引く張力を受ける

なめらかな斜面 地球が箱を引く力 斜面が箱を押す力 糸が箱を引く力

矢印の長さは大きさを表しません。

問2水平な床の上に箱 A を置き、その上に箱 B を重ねました。2つの箱は止まっています。下の箱 A にはたらく力を、「〇〇が△△を押す力」のように、すべて挙げなさい。また、それぞれの向きを答えなさい。

A B
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地球が A を引く力(重力、下向き)、床が A を押す力(垂直抗力、上向き)、B が A を押す力(下向き)の3つ

手順①で、地球が A を引く力。手順②で、A が触れている物は床と B の2つ。床は A を上へ押す。B は A の上にのっていて、A を下へ押す。地球が B を引く力は B にはたらく力なので、A の力には入れない

A B 床が A を押す力 地球が A を引く力 B が A を押す力

矢印の長さは大きさを表しません。この図では、A にはたらく力だけを描いています。

パターン2 3つの力のつり合い

問3質量 1.5 kg のおもりを、左右対称の2本の糸でつるしたところ、おもりは止まりました。2本の糸は、どちらも水平から 60° 上を向いています。1本の糸の張力の大きさを求めなさい。

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約 8.5 N

地球がおもりを引く力は mg = 1.5 × 9.8 = 14.7 N。左右対称なので、2本の張力は同じ大きさ T。y 成分の合計 = 0 から、T sin 60° + T sin 60° − 14.7 = 0。2T × 0.866 = 14.7 で、T = 14.7 ÷ 1.732 = 8.48… ≒ 8.5 N

問4質量 0.50 kg のおもりを、2本の糸でつるしたところ、おもりは止まりました。糸1は左上へ、水平から 30° 上を向いて天井に付いています。糸2は右へ水平に張って、壁に付いています。糸1の張力 T1 と糸2の張力 T2 の大きさを求めなさい。

30° 糸1 糸2
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T1 = 9.8 N、T2 ≒ 8.5 N

地球がおもりを引く力は mg = 0.50 × 9.8 = 4.9 N(下向き)。糸1がおもりを引く力の成分は、x が −T1 cos 30°、y が +T1 sin 30°。糸2がおもりを引く力の成分は、x が +T2、y が 0。y 成分の合計 = 0 から、T1 sin 30° − 4.9 = 0。T1 × 0.500 = 4.9 で、T1 = 9.8 N。x 成分の合計 = 0 から、−T1 cos 30° + T2 = 0。T2 = 9.8 × 0.866 = 8.48… ≒ 8.5 N

パターン3 つり合いと作用・反作用の見分け

問5天井からばねでおもりをつるし、おもりは止まっています。次の4つの力のうち、(1) つり合いの組と、(2) 作用・反作用の組(2組)を答えなさい。
ア 地球がおもりを引く力
イ ばねがおもりを引く力
ウ おもりがばねを引く力
エ おもりが地球を引く力

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(1) アとイ (2) イとウ、アとエ

アとイは、どちらもおもりにはたらく力で、おもりが止まっているので合力は 0。つり合いの組。イとウは、「ばねが」「おもりを」を入れかえた力で、1つはおもりに、もう1つはばねにはたらく。作用・反作用の組。アとエは、「地球が」「おもりを」を入れかえた力で、1つはおもりに、もう1つは地球にはたらく。作用・反作用の組

問6水平な床の上に箱 A を置き、その上に箱 B を重ねました。2つの箱は止まっています。
(1) 上の箱 B にはたらく力を、「〇〇が△△を押す力」のようにすべて挙げなさい。また、そのうち、地球が B を引く力とつり合っている力はどれですか。
(2) (1) で答えた「つり合っている力」の反作用は、どんな力ですか。

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(1) 地球が B を引く力(下向き)と、A が B を押す力(上向き)の2つ。つり合っているのは A が B を押す力 (2) B が A を押す力

(1) 手順①で、地球が B を引く力。手順②で、B が触れている物は A だけで、A は B を上へ押す。B は止まっているので、この2つの力はつり合っている。(2) 「A が B を押す力」の「誰が」と「誰に」を入れかえると、「B が A を押す力」。A が B を押す力は、地球が B を引く力とはつり合いの組、B が A を押す力とは作用・反作用の組。1つの力が、2つの組に入ることがある

つまずきやすいところ

まとめ

要点

力の見つけ方① 重力 ② 触れている物から受ける力(物体が受ける力だけを描く)
力のつり合い1つの物体にはたらく力の合力が 0止まっている物体にはたらく力は、つり合っている。
つり合いの式Fx の合計 = 0、Fy の合計 = 0
作用・反作用A が B に力を加えると、B も A に同じ大きさで逆向きの力を加える
見分け方つり合いは1つの物体にはたらく力どうし、作用・反作用は2つの物体の間の力

物理基礎 第2章 力と運動の法則

  1. 力の合成と分解(作図)
  2. 力の合成と分解(三角比)
  3. 重力と弾性力
  4. 垂直抗力・張力・摩擦力
  5. 力のつり合いと作用・反作用
  6. 運動の法則
  7. 斜面上の運動
  8. 2つの物体の運動
  9. 摩擦と運動
  10. 摩擦と運動(2)
  11. 運動方程式の応用
  12. 運動方程式の応用(2)
  13. 空気抵抗と終端速度
  14. 圧力と浮力

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