公式
面 1 m² あたりを垂直に押す力の大きさを、圧力といいます。
やわらかいスポンジの上に、重さ 20 N の箱を置きます。箱の大きさは、0.50 m × 0.20 m × 0.10 m です。広い面(0.50 m × 0.20 m)を下にすると、スポンジは少しだけへこみます。狭い面(0.20 m × 0.10 m)を下にすると、スポンジは深くへこみます。
箱は止まっているので、スポンジが箱を押す力(垂直抗力)は、箱の重さと同じ 20 N です。その反作用の、箱がスポンジを押す力も 20 N です。置き方を変えても同じです。押す力が同じなのに、へこみ方が違います。違うのは、力がかかる面積です。
広い面の面積は、0.50 × 0.20 = 0.10 m² です。m² は「平方メートル」と読みます。0.10 m² は、1 m² の 10 分の 1 です。同じ押し方で 1 m² 全体を押すとしたら、力は 10 倍の 20 × 10 = 200 N になります。この「1 m² あたりの力」は、20 ÷ 0.10 = 200 N と、割り算で求められます。狭い面の面積は、0.20 × 0.10 = 0.020 m² です。1 m² あたりでは 20 ÷ 0.020 = 1000 N です。1 m² あたりの力は、狭い面のほうが 5 倍大きくなります。だから、狭い面を下にしたほうが深くへこみます。
面 1 m² あたりを垂直に押す力の大きさを、圧力といいます。圧力は、力の大きさを面積で割って求めます。
圧力の単位は N/m² で、「ニュートン毎平方メートル」と読みます。1 N/m² を 1 Pa と書き、「1 パスカル」と読みます。1 Pa は、1 m² の面を 1 N の力で垂直に押すときの圧力です。箱の広い面を下にしたときの圧力は 200 Pa、狭い面を下にしたときは 1000 Pa です。
200 のような数は、10 の累乗を使って 2.0 × 10² とも書きます。10² は「10 の 2 乗」と読み、10 × 10 = 100 のことです。2.0 × 10² = 2.0 × 100 = 200 です。同じように、10³ = 10 × 10 × 10 = 1000 なので、1000 = 1.0 × 10³ です。
藍の矢印は、スポンジが受ける力です。
確認
あなたが雪の上に立つとき、長靴だけで立つときと、スキー板をはいて立つときで、雪が受ける力の大きさは違いますか。スキー板の重さは考えないものとします。
同じです。違うのは雪に触れている面積で、スキー板のほうが面積が大きく、圧力が小さくなります。
例題
重さ 60 N の箱が、水平な床の上に置かれています。箱が床に触れている面の面積は 0.20 m² です。床が箱から受ける圧力を求めなさい。
答え: 3.0 × 10² Pa
水の中の圧力を水圧といいます。水圧は、深いほど大きくなります。
プールで深くもぐると、耳が押されるように感じます。深くもぐるほど、強く押されます。水の中の物体は、まわりの水から押されています。水の中の圧力を水圧といいます。
矢印は、まわりの水が体の表面を押す力のうち、水の重さによる分です。深い所ほど長く、強く押しています。
このページでは、水面から下へ測った長さを、深さといいます。記号は h です。水面の深さは 0 m です。
水 1 m³ の質量は、1.0 × 10³ kg(1000 kg)です。m³ は「立方メートル」と読みます。1 m³ あたりの質量を密度といいます。記号は ρ(ロー)です。単位は kg/m³ で、「キログラム毎立方メートル」と読みます。水の密度は ρ = 1.0 × 10³ kg/m³ です。
水の中に、面積 0.010 m² の小さな板を、水平に置いたとします。深さは 1.0 m です。板の上には、底面積 0.010 m²、高さ 1.0 m の水の柱がのっています。水の柱の体積は、底面積 × 高さで、0.010 × 1.0 = 0.010 m³ です。水の柱の質量は、密度 × 体積で、1.0 × 10³ × 0.010 = 10 kg です。水の柱の重さは、mg = 10 × 9.8 = 98 N です。
98 N の水の柱が、0.010 m² の板にのっています。圧力は、98 ÷ 0.010 = 9800 Pa です。10 の累乗で書くと 9.8 × 10³ Pa です。深さ h、板の面積 S で、同じように計算します。
水の重さによる圧力は ρhg です。ρhg は ρ × h × g のことです。板の面積 S は、式に残りません。水の重さによる圧力は、深さ h だけで決まります。
水面の上には、空気がのっています。空気も、水面を押しています。空気による圧力を大気圧といい、記号 p0(ピー・ゼロ)で表します。小さな 0 は、深さ 0(水面)での圧力という印です。このページでは、大気圧を 1.0 × 10⁵ Pa とします。10⁵ は 10 を 5 回掛けた数で、1.0 × 10⁵ = 100,000 です。
深さ h の所の水圧は、大気圧に、水の重さによる圧力を足したものです。
深さ 1.0 m の所の水圧は、p = 1.0 × 10⁵ + 0.098 × 10⁵ = 1.098 × 10⁵ ≒ 1.1 × 10⁵ Pa です。
水圧は、上からだけでなく、横からも下からも、物体の面に垂直にはたらきます。同じ深さなら、面の向きを変えても、水圧の大きさは同じです。
水圧の式 p = p0 + ρhg の p0 は、水面を押している圧力です。ふたがないときは、水面を押しているのは大気圧です。水そうの水面にぴったり合うふたをのせ、上から押して、水面を押す圧力を大気圧より 1000 Pa 大きくしたとします。
このとき、式の p0 の所が 1000 Pa 増えます。ρhg の所は変わりません。だから、1000 Pa の違いが見えるように 1 Pa の桁まで書くと、深さ 1.0 m の所の水圧は 109,800 Pa から 110,800 Pa に、深さ 8.0 m の所の水圧は 178,400 Pa から 179,400 Pa になります。どちらも 1000 Pa 増えています。このように、容器の中で止まっている水では、水面を押して増やした圧力が、水の中のどの点にも同じだけ伝わります。これをパスカルの原理といいます。「パスカル」は、圧力の単位 Pa と同じ、パスカルという人の名前です。
板の上には、水の柱がのっています。水面には大気圧がかかっています。
やってみよう
深さ h を 2.0 m にしてください。次に、h を 4.0 m に変えてください。「水の重さによる圧力」と「水圧」は、それぞれいくつからいくつになりましたか。どちらが2倍になりましたか。
水の重さによる圧力は 19,600 Pa から 39,200 Pa になり、2倍になりました。水圧は 119,600 Pa から 139,200 Pa になり、2倍にはなりません(約 1.2 倍)。水圧には、深さで変わらない大気圧 100,000 Pa が入っているからです。
確認
同じ深さで、板を水平から縦向きに変えました。板が受ける水圧の大きさは変わりますか。
変わりません。同じ深さなら、水圧はどの向きの面にも同じ大きさで、面に垂直にはたらきます。
例題
水面から深さ 5.0 m の所の水圧を求めなさい。水の密度は 1.0 × 10³ kg/m³、大気圧は 1.0 × 10⁵ Pa、重力加速度の大きさは 9.8 m/s² とします。
答え: 約 1.5 × 10⁵ Pa
水の中の物体は、水から上向きの力を受けます。この力を浮力といい、大きさは、物体が押しのけた水の重さに等しくなります。
1辺 0.10 m の立方体を、水の中に全部沈めて、止めておきます。立方体の6つの面は、どれも水に押されています。押す向きは、どの面でも、面に垂直で立方体の中へ向かう向きです。
左の面と右の面は、同じ深さの範囲にあります。同じ深さどうしで水圧が同じなので、水が左の面を押す力と、右の面を押す力は、同じ大きさで逆向きです。2つの力は打ち消し合います。前の面と後ろの面も同じです。
下の面は、上の面より 0.10 m 深い所にあります。深いほど水圧は大きいので、下の面を押す力のほうが大きくなります。水が上の面を押す力は下向き、下の面を押す力は上向きです。その差の分だけ、立方体は上向きに押されます。
上の面の水圧にも、下の面の水圧にも、大気圧 p0 が同じだけ入っています。引き算をすると、大気圧の分は消えます。そこで、ここから先は、水の重さによる圧力 ρhg だけで計算します。
p = FS の両辺に S を掛けると、F = pS です。面を押す力の大きさは、圧力 × 面積で求められます。
立方体の1つの面の面積は、S = 0.10 × 0.10 = 0.010 m² です。上の面の深さを 0.20 m とします。下の面の深さは 0.20 + 0.10 = 0.30 m です。水が上の面を押す力の大きさを F1、下の面を押す力の大きさを F2 とします。小さい数字は、区別するための番号です。
上の面の水圧(水の重さによる分)は、1.0 × 10³ × 0.20 × 9.8 = 1960 Pa です。F1 = 1960 × 0.010 = 19.6 N(下向き)です。下の面の水圧は、1.0 × 10³ × 0.30 × 9.8 = 2940 Pa です。F2 = 2940 × 0.010 = 29.4 N(上向き)です。差は、29.4 − 19.6 = 9.8 N です。立方体は、水から上向きに 9.8 N の力を受けます。
水の中の物体が、まわりの水から受ける上向きの力を浮力といいます。水が物体の面を押す力を、全部合わせた力(合力)です。浮力の大きさを、記号 F浮(エフ・ふ)で表します。小さな「浮」は、浮力の印です。ほかの力の F と区別するために付けます。
上の面の深さを h、立方体の高さを L、面の面積を S とします。下の面の深さは h + L です。F1 = ρhg × S、F2 = ρ(h + L)g × S です。差は、F浮 = F2 − F1 = ρLSg です。LS(高さ × 底面積)は、立方体の体積 V です。だから、浮力の大きさは次の式で表せます。
式に、深さ h は残りません。全部沈んでいれば、深さを変えても浮力は同じです。式に、物体の質量や材料も入っていません。浮力は、液体の密度と、液体の中にある部分の体積で決まります。立方体で考えましたが、この式は、どんな形の物体でも成り立ちます。
立方体の体積は、V = 0.10 × 0.10 × 0.10 = 0.0010 m³ です。0.0010 は 1.0 × 10⁻³ と書きます。10⁻³ は「10 のマイナス 3 乗」と読み、1 ÷ 1000 = 0.001 のことです。F浮 = 1.0 × 10³ × 1.0 × 10⁻³ × 9.8 = 9.8 N です。10³ × 10⁻³ = 1000 × 0.001 = 1 だからです。上で、上の面と下の面の力の差から求めた 9.8 N と同じです。
ρV は、体積 V の水の質量です。ρVg は、体積 V の水の重さです。体積 V は、物体が水の中で占めている体積で、物体がそこにあるために押しのけた水の体積です。浮力の大きさは、物体が押しのけた水の重さに等しくなります。これをアルキメデスの原理といいます。
ρVg の V には、m³ で表した体積を入れます。
上の面から下向きの矢印が F1、下の面から上向きの太い矢印が F2 で、どちらも水が面を押す力です。左右の短い矢印は、横の面を押す力です。F1・F2 は、水の重さによる分だけを描いています(大気圧の分は、上の面と下の面で同じなので、差には残りません)。
やってみよう
上の面の深さを 0.10 m にしてください。次に、0.30 m に変えてください。F1 と F2 は、それぞれいくつからいくつになりましたか。浮力 F浮 はどうなりましたか。
F1 は 9.8 N から 29.4 N に、F2 は 19.6 N から 39.2 N になりました。どちらも大きくなりましたが、浮力 F浮 は 9.8 N のままです。
確認
同じ体積の鉄の玉と木の玉を、水の中に全部沈めて止めました。受ける浮力が大きいのはどちらですか。
同じです。浮力 F浮 = ρVg は、液体の密度と、液体の中にある部分の体積だけで決まるからです。
例題
体積 2.0 × 10⁻³ m³ の物体を、水の中に全部沈めました。物体が受ける浮力の大きさを求めなさい。水の密度は 1.0 × 10³ kg/m³、重力加速度の大きさは 9.8 m/s² とします。
答え: 約 20 N
水の中で止まっている物体では、上向きの力の大きさの合計と、下向きの力の大きさの合計が等しくなります。浮力も、その上向きの力の1つです。
水の中の物体には、地球が物体を引く力(重力)mg が、下向きにはたらきます。水からは、上向きの浮力 F浮 を受けます。ほかに、物体が触れている物(糸、水そうの底など)からも力を受けます。
止まっている物体にはたらく力は、つり合っています。合力が 0 です。このページでは、正の向きを決めずに、「上向きの力の大きさの合計 = 下向きの力の大きさの合計」と書きます。
スタンドにばねはかりをつるし、その下に糸で直方体のおもりをつるします。おもりの質量は 1.5 kg、底面積は 0.010 m²、高さは 0.10 m です。おもりにはたらく重力は、mg = 1.5 × 9.8 = 14.7 N です。糸は軽い糸(重さを考えない糸)とします。糸がおもりを引く力(張力)を T とします。T は、ばねはかりの読みと同じ大きさです。水に入れる前、おもりにはたらく力は T と mg だけなので、ばねはかりの読みは 14.7 N です。
おもりを下ろして、下から 0.060 m の所まで水に沈めます。水の中にある部分の体積は、V = 0.010 × 0.060 = 0.00060 m³ です。10⁻⁴ = 0.0001 なので、6.0 × 10⁻⁴ m³ と書きます。浮力は、F浮 = ρVg = 1.0 × 10³ × 6.0 × 10⁻⁴ × 9.8 です。10³ × 10⁻⁴ = 1000 × 0.0001 = 0.1 なので、F浮 = 6.0 × 0.1 × 9.8 = 5.88 N です。
上向きの力は T と F浮、下向きの力は mg です。上向きの合計 = 下向きの合計なので、T + F浮 = mg です。T = mg − F浮 = 14.7 − 5.88 = 8.82 ≒ 8.8 N です。ばねはかりの読みは、水に入れる前より浮力の分(約 5.9 N)だけ小さくなります。
水に浮かんで止まっている物体にはたらく力は、重力 mg と浮力 F浮 の2つだけです。だから、F浮 = mg です。このとき、ρVg の V は、物体のうち水面より下にある部分の体積です。水面の上に出ている部分は、水を押しのけていないので、入れません。
たとえば、質量 0.50 kg の物体が浮かんで止まっているとき、F浮 = mg = 0.50 × 9.8 = 4.9 N です。ρVg = 4.9 から、V = 4.9 ÷ (1.0 × 10³ × 9.8) = 5.0 × 10⁻⁴ m³ です。物体のうち 5.0 × 10⁻⁴ m³ が、水の中にあります。
項目2で、1 m³ あたりの質量を密度といいました。式で書くと次のようになります。
物体の質量は、密度 × 体積で求められます。物体の密度が水の密度より小さいと、物体は水に浮きます。たとえば、氷の密度は約 0.92 × 10³ kg/m³ で、水の 1.0 × 10³ kg/m³ より小さいので、氷は水に浮きます。
藍の実線は糸がおもりを引く力(ばねはかりの読みと同じ大きさ)、藍の破線は浮力、赤は重力です。糸とおもりは離して描き、点線でつないでいます。
やってみよう
水に沈んだ深さを 0.040 m にしてください。次に、0.10 m(おもりが全部沈んだ所)に変えてください。浮力 F浮 とばねはかりの読み T は、それぞれいくつからいくつになりましたか。
浮力は 3.92 N から 9.80 N に、ばねはかりの読みは 10.78 N から 4.90 N になりました。浮力が増えた分だけ、読みが減っています。
確認
おもりが全部沈んだ後、底に触れないまま、さらに深く下ろしました。ばねはかりの読みは変わりますか。
変わりません。全部沈んだ後は、深さを変えても浮力が同じだからです。
例題
密度 0.75 × 10³ kg/m³、体積 1.0 × 10⁻³ m³ の木片が、水に浮かんで止まっています。木片のうち、水の中にある部分の体積を求めなさい。水の密度は 1.0 × 10³ kg/m³、重力加速度の大きさは 9.8 m/s² とします。
答え: 7.5 × 10⁻⁴ m³
重力加速度の大きさは 9.8 m/s²、水の密度は 1.0 × 10³ kg/m³、大気圧は 1.0 × 10⁵ Pa とします。糸は軽い糸とします。
問1水面から深さ 3.0 m の所の水圧を求めなさい。
約 1.3 × 10⁵ Pa
水の重さによる圧力は、ρhg = 1.0 × 10³ × 3.0 × 9.8 = 29.4 × 10³ = 2.94 × 10⁴ Pa。10 の累乗をそろえて 0.294 × 10⁵ Pa。p = p0 + ρhg = 1.0 × 10⁵ + 0.294 × 10⁵ = 1.294 × 10⁵ ≒ 1.3 × 10⁵ Pa
問2水圧が、大気圧の2倍(2.0 × 10⁵ Pa)になるのは、水面から何 m の深さですか。
約 10 m
p0 + ρhg = 2p0 なので、ρhg = p0 = 1.0 × 10⁵ Pa。1.0 × 10³ × h × 9.8 = 1.0 × 10⁵ から、h = 1.0 × 10⁵ ÷ (1.0 × 10³ × 9.8) = 100 ÷ 9.8 = 10.2… ≒ 10 m
問3体積 3.0 × 10⁻⁴ m³ の石を、水の中に全部沈めました。石が受ける浮力の大きさを求めなさい。
約 2.9 N
全部沈めたので、水の中にある部分の体積は V = 3.0 × 10⁻⁴ m³。F浮 = ρVg = 1.0 × 10³ × 3.0 × 10⁻⁴ × 9.8。10³ × 10⁻⁴ = 1000 × 0.0001 = 0.1 なので、F浮 = 3.0 × 0.1 × 9.8 = 2.94 ≒ 2.9 N
問4密度 0.80 × 10³ kg/m³ の油の中に、体積 50 cm³ の金属のおもりを全部沈めました。おもりが受ける浮力の大きさを求めなさい(1 m = 100 cm です)。
約 0.39 N
体積を m³ に直す。1 m = 100 cm なので、1 m³ = 100 cm × 100 cm × 100 cm = 1.0 × 10⁶ cm³。逆に、1 cm³ = 1.0 × 10⁻⁶ m³(10⁻⁶ は 1 ÷ 1,000,000)。50 cm³ = 50 × 10⁻⁶ m³ = 5.0 × 10⁻⁵ m³。浮力の式の ρ は、液体(油)の密度を使う。F浮 = ρVg = 0.80 × 10³ × 5.0 × 10⁻⁵ × 9.8。0.80 × 5.0 = 4.0、10³ × 10⁻⁵ = 1000 × 0.00001 = 0.01 なので、F浮 = 4.0 × 0.01 × 9.8 = 0.392 ≒ 0.39 N
問5質量 1.5 kg、底面積 0.010 m²、高さ 0.10 m の直方体のおもりを、ばねはかりで糸でつるしました。おもりを、下から 0.080 m の所まで水に沈めて止めました。おもりが受ける浮力の大きさと、ばねはかりの読みを求めなさい。
浮力 約 7.8 N、ばねはかりの読み 約 6.9 N
水の中にある部分の体積は V = 0.010 × 0.080 = 8.0 × 10⁻⁴ m³。F浮 = 1.0 × 10³ × 8.0 × 10⁻⁴ × 9.8 = 7.84 ≒ 7.8 N。重力は mg = 1.5 × 9.8 = 14.7 N。上向きの合計 = 下向きの合計から、T + F浮 = mg。T = 14.7 − 7.84 = 6.86 ≒ 6.9 N
問6密度 0.80 × 10³ kg/m³、体積 2.0 × 10⁻³ m³ の木片が、水に浮かんで止まっています。木片のうち、水面の上に出ている部分の体積は、木片全体の体積の何 % ですか。
20 %
木片の質量は、密度 × 体積 = 0.80 × 10³ × 2.0 × 10⁻³ = 1.6 kg。重力は mg = 1.6 × 9.8 = 15.68 N。浮かんで止まっているので F浮 = mg = 15.68 N。水の中にある部分の体積を V とすると、1.0 × 10³ × V × 9.8 = 15.68 から、V = 15.68 ÷ (1.0 × 10³ × 9.8) = 1.6 × 10⁻³ m³。水面の上に出ている部分は 2.0 × 10⁻³ − 1.6 × 10⁻³ = 0.40 × 10⁻³ m³。割合は 0.40 × 10⁻³ ÷ (2.0 × 10⁻³) = 0.20 で、20 %
公式
物理基礎 第2章 力と運動の法則